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マヌカハニーのラベルには、「UMF10+」「MGO261+」のような数字が並びます。数字の形が似ているため、同じ基準を別の単位で表示しているようにも見えますが、UMFとMGOは確認している範囲が異なります。
先に整理すると、UMFは複数項目を確認する認証・グレード、MGOはメチルグリオキサールの含有量を示す数値表記です。UMFの判定にもMGOは使われますが、MGOだけでUMFの認証全体を説明することはできません。
この記事では、2つの表記が担う役割と、異なるラベルの商品を比べるときの確認順を整理します。
この記事で確認すること
・UMFとMGOがそれぞれ何を示すのか
・2つの表記が同じ売り場に並ぶ理由
・数字を切り離さずに商品を比べる方法
健康を意識してマヌカハニーを選ぶ人もいますが、マヌカハニーは食品であり、医薬品ではありません。症状や体調に不安がある場合は、医療機関へ相談してください。
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UMFとMGOは何を示す表記なのか
UMFとMGOの違いは、「どちらの数字が上か」ではなく、「その表示から何を確認できるか」で考えると分かりやすくなります。
UMFのラベルからは、認証制度のもとで複数項目が確認されていることが分かります。一方、MGOのラベルから直接読めるのは、商品のメチルグリオキサール含有量です。
UMFは複数項目を確認する認証・グレード
UMFは、ニュージーランドのUMF Honey Association(UMFHA)が運営する認証制度です。UMFマークは、協会の基準を満たしたライセンス保有者が使用します。
UMFHAの公式説明では、UMFの4ファクターテストとして、次の項目が示されています。
- MGO:メチルグリオキサールの含有量
- レプトスペリン:マヌカ由来を確認するための指標
- DHA:保管中のMGO量との関係を見る指標
- HMF:加熱や長期保管の影響を確認するための指標
つまり、UMF10+などの数字はMGOの測定値だけを付け替えたものではありません。MGOを含む複数項目の検査と、ライセンス・トレーサビリティを含む認証の枠組みを、一つのグレードで示しています。
なお、ニュージーランド政府の輸出用マヌカハニー定義も、UMFとは別に存在します。ニュージーランド第一次産業省(MPI)は、輸出時に「マヌカハニー」と表示する商品について、4つの化学的指標と1つのDNA指標を組み合わせて確認しています。これはモノフローラル/マルチフローラルを識別するための政府基準であり、UMFグレードそのものではありません。
MGOは含有量を示す数値表記
MGOは、メチルグリオキサール(Methylglyoxal)の略称です。商品に「MGO261+」と表示されている場合は、一般に、はちみつ1kg当たり261mg以上という含有量の基準を示します。
MGO表記の利点は、測定対象と単位が比較的明確なことです。同じmg/kgの基準で表示されていれば、MGOの数値自体は商品間で見比べられます。
ただし、MGOの数字だけでは、次の項目までは分かりません。
- UMF認証を受けているか
- モノフローラルかマルチフローラルか
- 誰が検査し、誰が表示を管理しているか
- バッチ単位の追跡情報があるか
- 内容量や送料を含めた購入条件はどうか
MGOは「一つの成分量を読む表示」、UMFは「複数項目を含む認証のグレード」と分けるのが基本です。
2つの表記が同じ売り場に並ぶ理由
UMFとMGOは排他的な表記ではありません。UMF認証商品に、UMFグレードと対応するMGO最低値が併記されることもあります。一方で、MGOを中心に表示し、UMFマークを付けていない商品もあります。
同じ棚に2つの表記が並ぶのは、販売者が採用している表示方法と、商品の認証範囲が異なるためです。
認証の範囲と単一成分の測定値が異なる
たとえば、UMF10+とMGO261+が同じ商品に書かれていても、2つがまったく同じ情報を重複表示しているわけではありません。
- UMF10+:UMFHAの認証基準に基づくグレード
- MGO261+:そのグレードで求められるMGO最低値に関する表示
MGOはUMF判定に含まれる一項目ですが、UMFではほかの指標も確認されます。そのため、UMFとMGOの対応表は「MGO最低値を確認する表」としては使えても、両制度を完全に置き換える換算表にはなりません。
最低値と認証範囲の関係は、UMFグレードとMGO最低値の見方で詳しく整理しています。
販売者ごとに採用する表記が異なる
商品AがUMF、商品BがMGOを前面に出しているからといって、その違いだけで優劣は決まりません。
UMF商品では、認証マーク、グレード、ライセンス情報を確認しやすいのが特徴です。MGO中心の商品では、含有量の数字を直接確認しやすい一方、検査主体や花蜜区分などを別に確かめる必要があります。
比較するときは、販売者の説明をそのまま横並びにするのではなく、共通の確認項目へ戻します。
ラベルを比較するときにそろえる確認軸
UMF商品とMGO商品を比べるときは、最初から一つの数字にそろえようとしないことが大切です。まず、ラベルから読み取れる事実を項目別に分けます。
グレード・MGO値・花蜜区分・容量・認証主体を見る
次の順番なら、表示方式が違う商品でも条件を整理できます。
| 確認項目 | 見る場所 | 判断するときの注意 |
|---|---|---|
| UMFグレード | 表面ラベル・認証マーク | ライセンス保有者と認証範囲を確認する |
| MGO値 | 表面・裏面ラベル | 数値とmg/kgの関係を確認する |
| 花蜜区分 | モノ/マルチフローラル表示 | グレードとは別の軸として扱う |
| 内容量 | 一括表示 | 250gと500gを瓶価格だけで比べない |
| 認証・検査主体 | マーク、番号、公式サイト | 表示の発行元と確認方法を見る |
UMFマークやライセンス番号を確認する具体的な手順は、正規品を確認する軸|ラベルで見る5項目で扱っています。
数字だけを切り離して比較しない
同じMGO値でも、花蜜区分、内容量、容器、販売経路、送料が違えば、購入条件は変わります。反対に、MGO値が異なっていても、日常の甘味として使うのか、料理に使うのか、贈り物にするのかによって、確認したい容量や容器は変わります。
数字は重要な判断材料ですが、数字だけで商品全体を代表させないことが、読み違いを減らす近道です。
UMFとMGOで起きやすい読み違い
UMFとMGOを見比べるときは、次の3つの読み違いに注意します。
- UMFとMGOを完全に置き換えられる単位だと考える
- MGO値だけでUMF認証の範囲まで判断する
- 数値の高さを身体への作用の強さとして受け取る
単純換算や「数値が高いほど健康によい」と解釈しない
UMFの各グレードにはMGOの最低値が設定されています。その対応関係を確認すること自体はできますが、「UMF10+=MGO261+だから、どの商品でも認証内容まで同じ」とは限りません。
また、MGOの数値が高いほど、表示上の含有量が多いことは読み取れます。一般に高いグレードほど価格も上がりやすくなりますが、それを「誰にでも適した上位品」「身体によい順番」と解釈することはできません。
数値と価格の関係は、数値が高いほど良いのか|等級と価格の関係の整理で分けて確認してください。
まとめ|表記の役割を分けてから1本を選ぶ
UMFとMGOの違いは、次のように整理できます。
- UMF:MGOを含む複数項目とライセンス管理から成る認証・グレード
- MGO:メチルグリオキサールの含有量をmg/kgで示す数値表記
- NZ政府の定義:輸出用マヌカハニーと花蜜区分を確認する別の基準
ラベルを見るときは、UMFとMGOを無理に一つの数字へそろえず、花蜜区分、容量、認証主体、送料まで同じ確認軸に並べます。
初めて購入条件を整理する場合は、初めての1本の選び方|数値・容量・予算の決め方から、必要な項目を順番に決められます。
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購入先を条件で見比べる
ランキングではありません。確認したい数値帯・容量・購入条件から、 合う購入先を選んでください。価格・送料・在庫は必ず当日の公式表示で確認を。
UMF10+/15+やMGO大容量まで、専門店の取扱範囲を見たい場合
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最終確認日:2026-08-11/参照:UMFHA、ニュージーランド第一次産業省、各公式サイト
琥珀ラベル編集部
UMF・MGOなどの規格と公式情報を、順位を付けずに同じ確認軸で整理しています。